森保ジャパン「得点奪えば一気に変わる」 久保建英に10月欧州遠征で〝レギュラー昇格試験〟

2020年09月23日 05時15分

森保監督(右)が久保建にかける期待は大きい

 日本代表の森保一監督(52)が〝至宝〟に熱視線だ。新型コロナウイルスの影響で活動が中断していた森保ジャパンは10月のオランダ遠征(9日=カメルーン戦、13日=コートジボワール戦)で再スタートする。欧州組だけで臨む2020年最初の活動は、スペイン1部ビリャレアルで急成長を見せるMF久保建英(19)にとってA代表レギュラーへの〝昇格試験〟になりそうだ。


 森保監督はメンバーの選考方針について「国内外問わず招集させてもらえるということにはならない」と改めて説明。Jリーグの過密日程や渡航に伴う隔離措置などから国内組の招集を見送り、欧州組による編成となる見込みだ。

 その上で「基準としては幅広くA代表で戦える、A代表の戦いの中で経験し成長してもらえる選手」と若手に期待を寄せたが、注視するのは久保だ。スペイン1部レアル・マドリードから今季は欧州リーグ(EL)に出場する同1部の強豪ビリャレアル入り。開幕から2試合連続で途中出場ながらも、好プレーで存在感を高めている。

 森保監督も「この2試合のプレーを見て、出場時間は短いが得点チャンスに絡むところは見せてくれている。直近の試合でも、ゴール前を横切ったクロスが得点につながったら(ウナイ・エメリ)監督が持つ印象も変わってくる」と試合映像をチェックし、堂々のパフォーマンスを高く評価した。

 久保が前回A代表でプレーしたのは、昨年10月で今回選ばれれば1年ぶりの招集となる。その間に飛躍的な成長を遂げているだけに、オランダ遠征では実力を示し、スタメンの座をつかむチャンスとなる。

 これまでA代表で右サイドのレギュラー争いを繰り広げてきたMF堂安律(22)は今季ドイツ1部ビーレフェルトに期限付き移籍し、開幕戦となる19日のEフランクフルト戦で先発出場。ベルギー1部ではMF伊東純也(27=ゲンク)もすでに今季2ゴールと好調を維持。トップ下での起用も含め、シ烈なポジション争いで久保がどれだけやれるのか。

 それは他ならぬ森保監督も注目するところ。「これまでもピッチ上で結果を出して良いプレーをして信頼をつかみ取って、レギュラーとしてポジションを奪ってきた。焦らず、常に自分ができるベストパフォーマンスを発揮してほしい」とゲキを飛ばした。

 クラブでも代表でも結果が全てだけに「得点を奪えば評価が一気に変わる世界なので、自らが得点すること、得点に絡むプレーをしてほしい」と目に見える〝ゴール〟という結果を求めた。2022年カタールW杯のエース襲名へ、10月遠征は第一歩となる。