森保監督 世界で勝つ秘策…五輪メダル獲得の陸上リレー、スケート・パシュートにヒントあり

2020年08月25日 18時25分

他競技からヒントを得た森保監督

 サッカー日本代表と東京五輪代表を兼務する森保一監督(52)が25日にオンラインで取材に応じ、2022年カタールW杯や来夏の東京五輪に向けて〝世界で勝つ秘策〟を披露した。

 世界の強豪と渡り合うために「体力的な部分を世界基準に上げていくこと。あとは日本の良さである技術力、組織力を生かして、ボールを動かしてインテンシティーをうまく使える戦い方ができれば」と常日頃から考えている森保監督。具体的なイメージとして意外な競技を参考にしている。

「他競技で言うと陸上のリレーもそう。グループの戦いと考えると、陸上は個人の短距離でメダルを取った選手がいないが、個人の質を上げながら組織的に戦うリレーの場合は、日本の良さである組織力を生かしてお互い協力し合って戦っていくことでメダルを取れる。それはサッカーでもすごく考えられる」。陸上短距離はこれまで個人記録では海外勢と開きがありながら、男子4×100メートルではお家芸のバトン技術を武器に2008年北京五輪で銅(その後繰り上がりで銀)、16年リオデジャネイロ五輪で銀と世界レベルの力を示している。

 また「スケートのパシュートが金メダルを取った時もそう」と森保監督は続ける。「番組で見たが、個のレベルがあって、かつグループで戦うときにどうやってお互いが連係、連動して持っている以上のパワーを出すか。海外のチームにはお互いのつがなりの部分で上回って世界の頂点に立った」と18年平昌五輪で金メダルに輝いたスピードスケート女子団体追い抜き(チームパシュート)の例も挙げ、日本が持つ組織力の重要性を強調した。

「そういうのはすごく参考になる。実はこれを、スタッフの勉強会でもそういうことを共有してやっている」とこうした例をサッカーにも生かすべく、代表スタッフのミーティングでも強化策のお手本にしているという。

 その先に見据えるのは、森保ジャパンが世界の強豪を撃破する未来だ。「私自身は海外でプレーしたこともないし、国内でしか選手、指導者の経験はないが、絶対に世界で通用する選手を育てられると思っている。世界で勝っていけるチーム作りをできると思っているので、勉強だけは怠らずにやっていきたい」と指揮官は自信満々。昨年後半は結果が出ない時期が続き批判も浴びたが、ブレずに代表強化を図っていく覚悟だ。