日本代表と東京五輪代表を兼任する森保一監督(51)が28日にウェブ上で取材に応じ、〝教え子〟の新型コロナウイルス感染を心配した。

 J1名古屋で感染が確認されたDF宮原和也(24)は、森保監督が広島監督時代にトップチームに引き上げて活躍のキッカケを作った愛弟子。

「かなり感染防止策を考えて、行動を考えている中でこういう新型コロナに感染してしまうのは本当に怖いウイルス。名古屋はそれまでに陽性者が出ていて、チームとしても個人としても気を付けている中で感染が出ているのは本当に怖い」と感染力の強さに不安の言葉を口にした。

 首都圏を中心に感染者数が急増しており、指揮官を始め代表スタッフも決して対岸の火事ではない。「Jリーグ、各クラブ、他のスポーツでも、気を付けていても見えない敵から身を守っていくのは相当大変なこと」と対策の難しさを認識したうえで「我々にできるのは、最大限感染リスクを下げられるようにすること。感染リスクをゼロにするにはその場にとどまって誰とも会わないのが一番だが、それでは生活できない。生活の中で気を付けていくしかない。ウィズコロナで世の中も動いているので、少しでも自分たちが日常生活の中で、これまでとは違う日常かもしれないが少しでも自然に動けるようになっていければ」と以前のような生活に近づけながらも感染防止対策への意識を徹底するつもりだ。