なでしこジャパンの高倉麻子監督(52)が20日にウェブ上で取材に応じ、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下での生活ぶりを明かした。

 18日から開幕したなでしこリーグの視察で本格的に活動を再開した高倉監督。長く続いた外出自粛期間は「ウェブミーティングは何回か。どんな感じで選手がやっているかの情報共有のために(オンラインで)数回顔合わせはした。リーグのめどが立った時に、どういう形で視察をしていくかを話した」とスタッフとは定期的にコミュニケーションを図っていた。

 自身の生活は「午前中は体を動かして近くの河原でボールを蹴ったりした。最初は小1時間だったけど2時間くらいになって。昼過ぎからは映像を見たりサッカーの本をよく読んだりして、いろんな監督さんのチームづくりを今までにないくらいゆっくり考えることができたので、自分のブラッシュアップになった」と心身両面で〝自分磨き〟に時間を費やした。

「シービリーブズ(カップ)の試合や、テレビでクラシコ(スペイン1部バルセロナ―レアル・マドリード戦)特集を1990年代からやっていたので見たり、あとは再開してからのスペインやドイツのリーグを見たり」と男子の最高峰の試合も研究し、今後の指揮に生かす構えだ。