U―19日本代表FW斉藤光毅(18=横浜FC)が、チームを引っ張る自覚を持ち始めている。

 千葉県内で合宿(11~15日)を行っている同代表は、来年5月のU―20W杯(インドネシア)がターゲット。まずは10月のU―19アジア選手権で出場権獲得を目指す中、昨年のU―20W杯(ポーランド)を経験している斉藤は「前回の(U―20)W杯よりいいチームになれるようにしたいし、上を目指したい」と意気込んだ。

 そのためには、横浜FCでリーグ再開から3戦連続スタメンを勝ち取るなどの実力だけでなく、この世代では年長になるだけに、リーダーシップも発揮していく。「前回(のU―20W杯)はストレスなく伸び伸びやらせてもらったので、今度は下の世代が伸び伸びプレーできるようにしたい。一人ひとりの考えを持ちやすいようにしていきたい」

 U―20W杯へ強い気持ちを持つ一方、J1で結果を残し続けていけば、来夏の東京五輪も目指せる立場。東京五輪を指揮する森保一監督(51)は戦力として期待しており、かねて出場に意欲を見せていた本人は「言っていただけるのは、うれしい。その言葉にポジティブな影響を受けながら、チームでも代表でも結果でアピールしていきたい」と力を込めた。