日本代表と東京五輪代表の指揮を兼務する森保一監督(51)が14日にウェブ上で取材に応じ、兼任体制の継続決定を受けて改めて意気込みを語った。

 昨秋からA代表と東京五輪代表はともに結果が出ない試合が続き、続投や兼任体制の維持について議論が湧き起こった。来年3月と6月は両チームの活動が重なるため、日本サッカー協会は今後の体制について検討したが、兼任を維持して来夏の東京五輪でも森保監督の指揮が決定。「技術委員会や理事会で兼任体制を継続していくことで決定していただいた。これまでの活動でうまくいかないこともあったし、多くの方々が決断してくださったことに応えられるようにこれからの活動で結果を出せるように。最終的な結果で期待に応えられるようにしたい」と力強く誓った。

 技術委員会で、兼任によるデメリットとしてスタッフの仕事の整理において慌ただしさや混乱が生じる点が指摘されたことを踏まえ「兼任体制は、役割的には私と横内(昭展コーチ=52)さんは代表も五輪もスライド(兼務)するが、コーチ陣全体はA代表、五輪代表を固定して動いてもらう。これまでと一緒ではなく、よりチームに特化した内容の濃い活動ができると思う」とスタッフ編成を見直した。

 チーム再建へ兼任体制を整備し、森保ジャパンが再出発する。