森保ジャパン 代表招集は困難だらけ

2020年06月18日 16時40分

森保監督は活動を再開できるか

 森保ジャパンは前途多難――。日本サッカー協会の技術委員会は新型コロナウイルスの影響で白紙になっていた日本代表の活動を9月の国際Aマッチデーから再開する方針を確認した。

 ウェブ取材に応じた反町康治技術委員長(56)は「10、11月に(カタールW杯)アジア2次予選が始まるのは、ほとんど確定。その準備としての9月(の活動)と考えている」と語った。

 しかし、現時点では不確定要素が多い。「コロナ禍の影響で、活動はしたいがまだ具体的にどうこうというのは言えない」と話すように内容はまったくの未定。国際親善試合の開催についても「やるにしても自分たちの国が(感染拡大が)終息しても相手の候補となる国がそうでなければ活動できない」と見通しは立っていない。

 選手招集もハードルは高い。現在、日本は世界各国からの渡航者の入国を原則拒否。今後緩和されたとしても、多くの国が実施するように入国時に14日間の隔離が求められる。MF久保建英(19=マジョルカ)ら欧州組は日本から自クラブに戻る際も合わせると、代表活動の前後で1か月近い隔離を強いられるため、所属クラブが招集を拒否するケースが確実視される。

 Jリーグ組も苦悩しそうだ。反町委員長が「Jリーグもルヴァンカップも入ってくる」と指摘するように、今季は代表活動中もJ1は中断されない。選手が大量招集されれば、チームは戦力ダウンとなり、死活問題。降格がないとはいえ、V争いに絡むチームを中心に選手の代表招集を巡ってバトルに発展するのは間違いない。

 また、東京五輪世代となるU―23代表の活動については「まずはJを優先させたい。9月とか(再開から)最初のうちは予定していない」(反町委員長)と語り、過密日程となるJクラブの事情を考慮すると、年内の活動は厳しい状況。森保ジャパンの先行きはまだまだ不透明だ。