日本サッカー協会は21日にウェブ上で技術委員会を開催し、反町康治新技術委員長(56)が今後の日本代表強化プランなどを説明した。

 3月末に就任したが新型コロナウイルス感染拡大の影響で協会職員は在宅勤務が続いており「オンラインでいろんな部署とコミュニケーションを取っている。代表は週に一度ウェブでミーティングをしている」。

 日本サッカー界の未来を左右する要職に就いたことで掲げるのが“四位一体”の強化計画。「今までは三位一体プラス普及だったが4つを同等にやっていかないと」と反町委員長は力を込め、代表強化、ユース育成、指導者養成に加えて普及により力点を置く重要性を説いた。

 また、W杯で日本代表の最高成績である16強の壁を突破するために「個人の力を上げていかなければ越えられない。MF久保(建英=18、マジョルカ)にしてもMF堂安(律=21、PSVアイントホーフェン)にしても、ボールを持ってるところから、ちょっと空気が違うよという選手をたくさん生み出すことも大事になる」と具体例を挙げながら、個人技で世界に通用する選手の育成に取り組む考えを示した。