【森保ジャパン】コロナ禍で出口見えず

2020年02月28日 16時40分

混迷する森保ジャパン

 森保ジャパンが大激震だ。日本代表が臨むW杯アジア2次予選モンゴル戦(3月31日、ウランバートル)を前に、モンゴル政府は新型コロナウイルスの感染拡大から日本に過去14日以内に滞在した外国人の入国禁止を発表。期間は「28日から当面の間」とし、準備期間を考慮すると予選開催はほぼ不可能となった。

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長(62)は、同ミャンマー戦(同26日、豊田)を含めて現状での開催に否定的な見解を示し「今回(のW杯)は2022年11~12月なので(開催日を)動かそうと思えば(できる)。そこを議論し提案したい」と日程延期をアジアサッカー連盟(AFC)と国際サッカー連盟(FIFA)に要望する構えだ。

 その一方で、別の不安も出ている。田嶋会長は欧州組について「(所属クラブの国に)帰って14日間拘束とかなったらクラブも困る。そういう問い合わせがないわけでもない。そこは日本だけの問題ではなくなっている」と指摘。海外では日本など感染者数の多い国へ渡航した入国者に対して、隔離期間を設ける国もある。欧州組が代表で帰国したことによって隔離措置となれば体調面の悪影響は避けられないため、クラブ側が懸念を示しているとみられる。

 欧州組の招集が見送りになれば、特に大打撃を受けるのは五輪に臨むU―23日本代表だろう。開催は微妙な情勢ながらも3月27日のU―23南アフリカ戦(京都)と30日のU―23コートジボワール戦(福岡)は本番前の貴重なテストの場。MF堂安律(21=PSVアイントホーフェン)やMF久保建英(18=マジョルカ)ら主力の欧州組が不在となれば強化プランは大幅に狂ってしまう。

 1月の東京五輪予選を兼ねたU―23アジア選手権(タイ)の惨敗で森保一監督(51)の進退問題に発展した。混迷する森保ジャパンは金メダル獲得に向けて再建を目指しているが、またも難局に直面しそうだ。