新型コロナウイルスが森保ジャパンを直撃だ。

 日本代表が3月31日にアウェーでW杯アジア2次予選を戦うモンゴルが、27日に新型コロナウイルス感染拡大に伴う新たな入国管理措置を発表。入国禁止の対象国に日本が加わり、過去14日以内に日本に滞在歴のある外国人が28日から当面の間モンゴルに入国できなくなった。

 これまでモンゴルが行った入国管理措置はその都度期限を設定してきたが、今回は「当面の間」と“無期限”に変わった。これにより、モンゴル戦の開催は極めて不透明になってきた。

 都内のJFAハウスで行われた技術委員会を終えた日本サッカー協会の関塚隆技術委員長(59)は「そこの試合に関してはFIFA(国際サッカー連盟)やAFC(アジアサッカー連盟)からの見解を待って、柔軟に対応していかなければいけない。現時点ではそういう答えしかできない」と戸惑いの表情を浮かべた。

 新型コロナウイルスの感染は拡大の一途をたどっており、早期の終息は見込めない状況。日本戦のモンゴルでの開催は難しく、第三国の代替地を探すにしても感染が拡大する日本からの選手団を受け入れる国を短期間で探すのは難航が予想される。かといって延期は国際Aマッチデーの日程がすでに詰まっており、こちらも一筋縄ではいかない。

 森保ジャパンにとって重要な公式戦となるW杯予選が宙に浮く非常事態。イレブンは無事にピッチに立つことができるのか。