【森保ジャパン】新型コロナウイルス問題が直撃 3・31モンゴル戦開催危機

2020年02月27日 16時40分

10番を背負う中島は代表に合流できるか(ロイター)

 新型コロナウイルスの影響が森保ジャパンを直撃――。東京五輪に臨むU―23日本代表と対戦(3月27日、京都)を予定するU―23南アフリカ代表が来日を拒否し、試合開催が暗礁に乗り上げて波紋を呼んでいるが、A代表も大ピンチだ。2022年カタールW杯アジア2次予選モンゴル戦(同31日、ウランバートル)の開催が危機的状況に陥りつつある。

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長(62)は、来日拒否を通達してきた南アフリカについて「断るという返事をもらったわけではない。1週間前に(説得の)レターを出して大使とも会った」と説明。ただ進展はなく「全ての選択肢をもって対応できるようにしたい」と対戦相手の変更も視野に入れ調整を進める。3月30日(博多)に対戦するU―23コートジボワール代表側から同様の通達はないという。

 五輪に向けた強化も心配だが、A代表にも暗雲が垂れ込めてきた。W杯予選ミャンマー戦(同26日、豊田)、同モンゴル戦について田嶋会長は「(ミャンマーからの通達は)全く来ていないし、モンゴルはヤル気満々」と開催を強調したが、気がかりなのはモンゴル政府の動きだ。

 日を追うごとに入国規制策を強化。中国および台湾に滞在・通過歴のある外国人の入国禁止措置を3月29日まで延長することを決定。さらに24日には、韓国発着の全ての航空便の停止を発表。新型コロナウイルスの感染者が中国に次いで多い韓国に対する規制を強めて、入国禁止対象国に韓国が加わるのも時間の問題だ。さらにアジアで韓国に次ぐ感染者数の日本も標的になりかねない。

 そうした中、日本代表がモンゴル遠征のために手配していた航空便も運航中止となったことが判明。モンゴル政府は入国管理措置を3月2日に見直す方針で、そこで入国禁止対象国の拡大や期間延長が決まれば、モンゴル戦の開催は崖っ縁となる。

 さらに田嶋会長は「今後クラブが(選手を)リリースしたくないとかいろんなことが考えられる」と指摘。海外ではアジアへの渡航を自粛する動きが広まっており、欧州クラブに所属する日本選手がクラブ側から帰国を引き留められる可能性もある。10番を背負うMF中島翔哉(25=ポルト)をはじめ主力の大半を占める欧州組を招集できなければ、森保一監督(51)のチーム編成にも多大な影響が出るだろう。

 田嶋会長は「W杯予選の意思決定はAFC(アジアサッカー連盟)、FIFA(国際サッカー連盟)になる」とした上で「今後モンゴルもどうなるか分からないので、いろいろなことを考えなければいけない」と柔軟に対応する構え。モンゴル戦は無事に開催されるのか、不安は増すばかりだ。