新型コロナウイルスが森保ジャパンに直撃 テレビ観戦できない?

2020年02月12日 16時40分

南野ら代表イレブンの雄姿も見られなくなりそうだ

 森保ジャパンに新型コロナウイルスの猛威が直撃か。日本代表が臨む2022年カタールW杯アジア2次予選モンゴル戦(3月31日、ウランバートル)でテレビ中継なしの可能性が浮上した。日本代表にとって重要な公式戦であるW杯予選の放送が取りやめとなれば、前代未聞の事態。背景には感染が拡大する新型コロナウイルスの影響があるというのだが…。

 複数の関係者の話を総合すると、モンゴル戦のテレビ中継を巡ってトラブルが発生していたという。海外試合を放映するテレビ局は、衛星放送用の中継機材などの準備を現地の会社に依頼するケースが多い。今回のモンゴル戦では、中継するフジテレビが設備の充実や大型機材の搬入経路を含む地理的要因を考慮した結果、中国にある会社に協力を求めた。

 そして中継準備のため、今月初旬にフジテレビと日本サッカー協会の担当スタッフが中国側と各機材の打ち合わせを行った後、モンゴルへ向かった際にアクシデントが勃発。スタッフが入国しようとしたところ検問所で長時間足止めされた揚げ句、同国入りを拒否されたのだ。

 モンゴル政府は新型コロナウイルスの国内での感染拡大を防ぐため、1日から国境管理措置を発令。6項目の対策のうち「モンゴル国と国境を接する中国側のすべての国境検問所(空路、鉄道、陸路)から入国する外国人の入国を規制する」にスタッフ一団が抵触。これにより中継準備が滞ってしまう大ピンチに陥った。

 今回発令された内容は3月2日までの時限措置ではあるものの、駐日モンゴル大使館によると「当面の措置ということで、今後の状況次第ではどうなるかは分からない」と、延長される可能性は高いという。実際に感染拡大の状況を受けてモンゴル政府は新型コロナウイルス対策を強化し、5日から入国条件をさらに厳しくしている。

 多くのサポーターから注目される日本代表のW杯予選が中継されないとなれば前代未聞。関係者は「中国は厳しい状況なので別の地域の会社にお願いしている」と話し、シンガポールの企業と交渉を開始。ただ準備が予定より遅れていることに加え、モンゴル政府の対応次第ではさらなるトラブルも予想され、予断を許さない状況だ。

 進退問題でドタバタが続き、苦境に立たされている森保一監督(51)にとっては、まさに踏んだり蹴ったり。強豪リバプールに加入したMF南野拓実(25)ら注目の“日の丸戦士”の雄姿がお茶の間で見られなくなる事態だけは避けたいところだ。