日本代表・森保監督 2週間の欧州視察も…2つの懸念

2020年02月08日 16時40分

 森保ジャパンの行く末は大丈夫だろうか。サッカー日本代表と東京五輪代表の指揮を兼務する森保一監督(51)は、両代表で低迷し進退問題に発展。それでも兼任のままで続投が決まったが、指揮官への批判はくすぶり続け、ファンから厳しい視線が向けられている。

 そんな“火中”の状況で欧州視察へ出発し「A代表と東京五輪チームの選手にできるだけ多く会いたい」とドイツやオランダ、ベルギー、イタリアなど約2週間滞在し精力的に動き回る予定。欧州視察はチーム再建へ重要な任務となるが…具体策は不透明なままだ。

 最も注目される東京五輪の選手招集問題では、難航が予想される欧州クラブとの交渉に直接出馬して熱意を伝える絶好の機会だが「今のところクラブの関係者と会って、今後の招集などに向けて話をすることは私のほうでする予定はない」と消極的。「協会のスタッフがいるので役割分担しながら」と変わらず欧州駐在の藤田俊哉強化部員(48)らに任せるという。

 別の懸念もある。所属のガラタサライ(トルコ)で、外国人枠の関係でメンバー登録から外れたDF長友佑都(33)について「練習はさせてもらえるようなのでフィジカル的な部分はキープしてくれる」と話した上で「これまでも試合に出てなくても招集したケースはある。ケース・バイ・ケースで考えたい」。出場機会が皆無でも招集に支障はないと明言したのだ。

 長友は実績こそ申し分ないが、試合に出ていなければ試合勘に不安が残る。これまでもDF吉田麻也(31=サンプドリア)やMF柴崎岳(27=デポルティボ)ら一部の主力をクラブで出番がなくても招集し、代表をコンディション調整の場とするような選考には疑問の声があった。今回窮地の長友をまたも“優遇”するような方針は、新たな波紋が広がる危険性もある。本紙昨報のA代表壊滅危機に続き、森保ジャパンは迷走が続く。