協会は森保監督と心中する覚悟はあるのか

2020年01月20日 16時30分

帰国してメディアに対応する森保監督

【前園真聖 ゾノの焦点!!】U―23日本代表は、東京五輪アジア予選を兼ねた同アジア選手権(タイ)の1次リーグで敗退しました。開催国の日本は出場権を手にしている中、試合ではアジア各国のように五輪出場への本気度というのか、気概のあるプレーは見られなかったとすごく感じましたし、残念でした。

 しかも貴重なアピールの場でもありました。五輪は18人しか選手を選べませんし、今後は海外組のMF久保建英(18=マジョルカ)、24歳以上のオーバーエージ(OA)にFW大迫勇也(29=ブレーメン)らの参戦が見込まれています。今回のメンバーで本大会に出場できるのは7、8人程度ですが、それでもサバイバルの意識はなかったように思います。

 森保監督の采配も消極的でした。中でも初戦のサウジアラビア戦では1―1として得点が欲しい場面でも、試合の流れを変えるような選手交代はなし。選手がどこまでプレーできるかを確認していたようですが、監督自身も本大会で勝つため、もっと積極的で効果のある采配を見せてほしかったです。

 五輪本番へ課題が山積みな一方、森保監督の進退問題も浮上しました。結果を残せていないので話が出てくるのは仕方ないでしょう。ただ、協会が解任を決断するのであれば、そこには強い覚悟が必要になります。それは4年後を見据える状況で、プロ化(1993年)以降、初めて外国人ではなく日本人監督を抜てきしたからです。

 その指揮官を更迭するのなら当然、方針を転換した協会にも責任が生じます。そこはあやふやにはできないところです。カタールW杯に向けて負担の多い東京五輪との兼任で任せた以上、協会も森保監督と心中する構えで対応するべきでしょう。