【森保ジャパン】7月壮行試合は“最強”フランスが本命

2019年12月26日 16時30分

20日、サッカー日本代表の日程を発表し、ポーズをとる(左から)森保監督、キリンホールディングスの磯崎功典社長、日本サッカー協会の田嶋会長、女子代表の高倉監督

 悲願の金メダル取りへ世界最強国と“腕試し”だ。東京五輪で躍進を狙うサッカー男子の森保ジャパンにとって鍵を握るのが本番までのマッチメーク。7月17日の壮行試合(神戸、相手未定)をはじめ予定される強化試合では、開催国の利を生かした世界屈指の強豪国との対戦を検討している。なかでも期待される世界王者フランスとの対戦が実現すれば、最強ストライカーを相手に最高の予行演習となりそうだ。

 来夏の東京五輪に臨む森保ジャパン(U―23代表)は、3月に国際親善試合を2試合(27日=京都、30日=福岡)、7月に本番に向けた壮行試合を計画している。チーム力アップに向けた貴重な強化の場となるが、そこで重要になってくるのが対戦相手。普段は極東の日本に欧州や南米の強豪国を招待しても難色を示されることが多いが、五輪前は事情が異なる。

 日本サッカー協会の大仁邦弥名誉会長(75)は、自身が技術委員長を務めていた2002年日韓W杯の経験も踏まえて「東京五輪に向けてホームの有利さをもっと考えていったほうがいい。強化をどうやるか。日本に行って(試合を)やりたいというチームも多いだろうから、そういうのをうまく生かしてやっていけば、日本の選手がうまく強くなって(メダル獲得も)十分チャンスがあると思う」と力説する。

 五輪出場国にとっても日本独特の高温多湿な環境下であらかじめ試合を経験しておくことは、表彰台に立つための大きなメリットとなる。その各国の思惑を利用し、日本にとってレベルアップにつながる強豪国とのマッチメークを実現させれば、1968年メキシコ五輪銅メダルを超える成績も見えてくるわけだ。

 すでに森保一監督(51)も世界トップとの対戦を熱望し、協会側も強豪国とのマッチメークを検討中。南米や北中米・カリブ海など、まだ五輪出場国が決まっていない地域もあるが、欧州はスペイン、ドイツ、ルーマニア、フランスの4か国がすでに決定しており、優先的に交渉を進めていくことになる。

 なかでも注目はフランスだ。昨夏のロシアW杯を制した世界王者で、東京五輪世代の怪物FWキリアン・エムバペ(21=パリ・サンジェルマン)は「自分の夢だとずっと言ってきた」と来夏の五輪に並々ならぬ意欲を示している。また、スペインは才能あふれるタレントの宝庫なうえ、オーバーエージ(OA)枠で世界最強DFセルヒオラモス(33=レアル・マドリード)が五輪出場を熱望する。

 7月に予定される森保ジャパンの壮行試合ならば、各国代表の最終メンバーも出揃う。五輪1次リーグで同組にならなければ、エムバペを擁するフランスも最終調整の有力候補に浮上するはず。いずれにせよ強敵との腕試しが森保ジャパンの“金メダルロード”になりそうだ。

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