【韓国・釜山18日発】森保ジャパンは東アジアE―1選手権の韓国戦に0―1で敗れ、最終戦で逆転を許して3大会ぶりの優勝を逃した。

 日本は初戦の中国戦の先発メンバーを軸に、負傷離脱したMF橋本拳人(26=FC東京)の位置にはMF田中碧(=川崎)が入った。

 序盤からホームの大声援を背に波状攻撃を仕掛ける韓国に押されっぱなしで、前半9分に右CKからのヘディングがバーを直撃。さらに25分には右CKからDF畠中槙之輔(24=横浜M)に当たったボールがポストを直撃して、あわやオウンゴールの場面などピンチが続く。

 そして28分、日本は右サイドを簡単に突破されると中央で待ち構えたMF黄仁範に渡り、鋭いミドルシュートでついに先制点を許した。周囲にDFが3人いながら寄せ切れない、お粗末な守備で失点につながってしまった。

 劣勢のまま前半を折り返した日本は、後半開始からMF相馬勇紀(22=鹿島)、17分にはMF大島僚太(26=川崎)をピッチへ送り込む。

 しかし相変わらず韓国のカウンターにさらされて防戦一方の展開が続くと、終盤の33分になって、ようやく今季のJ1・MVP男のMF仲川輝人(27=横浜M)を投入。しかし時すでに遅し。決定機をつくれないまま宿敵に完敗を喫し、森保ジャパン初タイトルはならず。日韓戦でまたも屈辱の結果となってしまった。