実績ないのに代表は…日の丸の重みが軽くなってしまうのでは

2019年12月05日 16時30分

U-22日本代表メンバーを発表した森保監督

【武田修宏の直言!!】これで本当にいいのかな。東アジアE―1選手権に臨む代表メンバーが発表されたね。今大会は決められた国際Aマッチデーではないため、エースMF南野ら海外クラブ所属の選手を招集できない。そこでJリーグ組で若手メンバーが中心になったのでしょう。

 選ばれた選手たちには過酷な環境でも頑張ってほしいし、このまま森保ジャパンに定着してほしいとは思うんだけど…。正直、個人的には複雑な心境なんだよね。今回のメンバーにはJクラブでレギュラーでもない選手が選ばれているでしょ。しかも一気に10人もの初代表が誕生したのは非常に気になるかな。

 Jリーグが発足する前は、日本代表の活動も少なかったし、海外組もほぼいなかったから、リーグで活躍している選手しか日の丸をつけられなかった。みんな代表に選出されるために努力をしていたし、本当に狭き門だった。それが近年はベストメンバーでなくても「日本代表」と名乗って試合しているからね。

 実績がなくても代表になれるのは、日の丸を背負う重みとか責任っていうのが、軽くなってしまったように感じるよ。今回は選手の底上げが目的だろうが、強化なら合宿をすればいい。選ばれなかった実力のある選手も含めて、今回のメンバー選考をどう考えているのかな。

 それに世間の方々も「日本代表なのに南野とか長友(佑都=33、ガラタサライ)がいないの?」って思うはずだよ。だから、このチームを「日本代表」としない方が自然じゃないかな。例えばリーグ選抜とかB代表とか。いろいろ事情はあるんだろうけど、ぜひ検討してほしいね。

(元日本代表FW)

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