久保建 わずか15分でイレブンのハートをわしづかみ

2019年11月15日 16時30分

 東京五輪で金メダル獲得を狙うMF久保建英(18=マジョルカ)が“インパクト”を残した。

 U―22日本代表に参加中の久保は、14日に行われたJ1広島との35分ハーフの練習試合に後半19分から出場。しかし、簡単にボールを奪われる場面が目立つなど、本来の力を発揮できないままチームは0―1で敗れた。久保は「点差をまず追いつくというところでの交代で悔しさが残る」と無得点での完敗を反省した。

 不在の森保一監督(51)に代わってチームを指揮した横内昭展コーチ(51)は、久保について「本来持っているポテンシャルからすると出せていなかった。ロストするシーンもあったし、もう少し体のコンディションが上がってくれば」と話し、この日は決して本調子ではなかったという。

 ただ、イレブンの“評価”はポジティブだ。久保との連係でチャンスをつくったMF鈴木冬一(19=湘南)は「建英が入ってきて特に話はしてなくても、しっかり(パスを)出せるところにポジションを取ってくれるし、出したら(ボールを)出してくれる。そこは信頼、信用している。分かり合えている」と手応えを口にする。

 自身はチャンスメークできなかったものの、絶妙のタイミングで正確なパスを出し、イレブンの長所を引き出して、チームの攻撃を活性化。スペイン1部やA代表で磨きをかけているプレーで、改めてイレブンを驚かせた格好だ。東京五輪に向けて貴重なテストの場となるU―22コロンビア戦(17日、広島)でどんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ。