なでしこサバイバルレース激化 W杯後2連勝もシュートの質に課題

2019年11月11日 16時30分

 来夏の東京五輪に向けて、なでしこジャパンの“サバイバルレース”が激化しそうだ。

 南アフリカとの親善試合(10日)を2―0と勝利した日本は、ベスト16で敗退したフランス女子W杯後2連勝。高倉麻子監督(51)は「最後(シュート)の質はW杯からの課題だ。テンポをつかみきれず、何となくスッキリしない展開になった」と課題を指摘し、主将のDF熊谷紗希(29=リヨン)も「質を上げてもっともっと戦えるように」と語った。

 五輪メダル獲得へチーム力アップを追求する一方、本番を見据えたチーム内の戦いも始まっている。W杯の登録メンバーが23人なのに対して五輪はわずか18人。ライバル勢も同じ条件とはいえ、限られた戦力で頂点を目指すためには選手選考がより重要になる。このため、選手にはパフォーマンスとともに複数ポジションをこなせる器用さも必要となる。

 実際、南アフリカ戦では得点能力の高いFW遠藤純(19=日テレ)が左サイドバックでプレーした。指揮官はイレブンに「強度を上げていかないといけない」と要求しており、12月の東アジアE―1選手権(韓国)からアピール合戦が始まるはずだ。