日本サッカー協会は3日、カタールW杯アジア2次予選モンゴル戦(10日、埼玉)とタジキスタン戦(15日、ドゥシャンベ)に臨む日本代表メンバー23人を発表。欧州組20人の“強行招集”に森保一監督(51)が見解を示した。

 欧州組は長距離移動などで体調維持が難しく、近年は代表参戦後にクラブで出場機会を失うケースも目立つ。そこで選手がクラブで安定した地位を築くためにも、試合によっては招集しないほうが「ベター」との見方が出ている。

 こうした指摘があることに指揮官は「選手たちはそのときのベストの状態をつくる。クラブで自分のポジションを失うかもしれなくても、日本のために戦うと覚悟を持っている」と説明した。

 特にMF久保建英(18=マジョルカ)ら若手は代表特有の“試練”を乗り越えることが重要だと強調。「経験の浅い選手には、キャリアを積んでいる選手がどれほど厳しい環境の中で戦ってきたのか身をもって経験し、成長につなげてもらえれば」と反論した。