サッカー日本代表は10日、カタールW杯アジア2次予選初戦のミャンマー戦(ヤンゴン)に2―0と快勝し、7大会連続出場へ向けて好スタートを切った。

 森保一監督(51)は、MF中島翔哉(25=ポルト)、MF堂安律(21=PSVアイントホーフェン)、MF南野拓実(24=ザルツブルク)の“三羽ガラス”に加え、エースのFW大迫勇也(29=ブレーメン)ら鉄板メンバーを起用。注目のMF久保建英(18=マジョルカ)はベンチスタートとなった。

 序盤からボールを保持して攻める日本は前半16分、中島が左サイドから弾丸ミドルを突き刺して先制。森保ジャパンのアジア予選“オープニングゴール”を決めた。

 背番号10の一発で勢いづく日本は、26分に堂安からのクロスに南野がヘッドで合わせて追加点。早くも三羽ガラスが揃って活躍し、ミャンマーを突き放しにかかる。

 後半に入っても攻撃の手を緩めない日本だが、なかなか追加点を奪えない展開が続く。すると指揮官は次々と交代カードを切り、36分についに久保を中島に代えて投入。久保はMF風間八宏(当時筑波大)が1980年に作った日本代表のW杯予選最年少出場記録19歳67日を更新し、18歳98日での出場を果たした。

 久保に得点こそ生まれなかったが、積極的に攻撃を仕掛けて存在感をアピール。今後に期待を抱かせるW杯予選デビューとなった。