久保建 レギュラー取りに必要な大迫とのあうんの呼吸

2019年09月10日 16時30分

 日本代表サバイバルのカギを握るのは? 2022年カタールW杯アジア2次予選ミャンマー戦(10日、ヤンゴン)に臨む森保ジャパンでは、MF久保建英(18=マジョルカ)のレギュラー取りが注目されている。ただ伸び盛りの久保といえどもライバル選手は多く、定位置確保は簡単なことではない。そんな中、絶対エースのFW大迫勇也(29=ブレーメン)との関係強化がクローズアップされている。

 久保が日本代表の中心になるため、避けて通れないのが、エースとして不動の地位を築いている大迫との連係強化だ。

 大迫は、高い決定力はもちろん前線でタメをつくって周囲を生かすプレーが持ち味。森保一監督(51)も「代えのきかない存在」と絶大な信頼を寄せる攻撃陣の柱だ。元日本代表MF前園真聖氏(45=本紙評論家)も、かねて「大迫選手はチームの絶対的な存在なので、彼に合わせられない選手は(先発起用が)難しくなるのではないか」と指摘。エースとスムーズな連係を見せられるかがレギュラー取りの審査基準となる。

 ただ、大迫と“あうんの呼吸”でプレーを合わせるのは一筋縄ではいかない。大迫は普段のコミュニケーションこそ積極的だが、プレー面で若手に対して熱心にアドバイスを送るタイプではないからだ。

 1月のアジアカップでは「若手は自分をもっと出してほしい。『やってやるぞ!』というのをもっと。まだまだ足りない。僕らが引っ張るのではなくて、下から這い上がってきてほしい。国際大会で試合に出られるというチャンスはなかなかないんだから」とゲキを飛ばしたように、あえて細かな指示を出すつもりはない。これも若手には自ら考えて行動し、レギュラーを奪取してほしいという“大迫流”の親心なのだ。

 森保ジャパンで台頭したMF中島翔哉(25=ポルト)、MF南野拓実(24=ザルツブルク)、MF堂安律(21=PSVアイントホーフェン)らも日々の練習や試合で試行錯誤しながらエースとのコンビネーションを徹底強化。大迫とともに結果を残した“三羽ガラス”は、その地位を確立しつつある。

 一方、久保が大迫と一緒にプレーしたのは、6月の国際親善試合エルサルバドル戦で23分、5日の同パラグアイ戦で22分と計45分間のみ。まだプレー時間は少ないが、ここから大迫の動きを徹底分析し、強力タッグが完成されたとき、久保がダブルエースの一角として森保ジャパンをけん引する存在になりそうだ。