【森保ジャパン】新天地で出場機会激減 堂安、中島、久保がアキレス腱に?

2019年09月03日 16時30分

強豪に移籍した堂安はポジションを確保できるか

 森保ジャパンで“欧州移籍組”が悩みの種になっている。日本代表は2日、国際親善試合パラグアイ戦(5日、カシマ)へ向けて茨城・鹿嶋市内で合宿をスタートさせた。今夏の移籍市場では主力選手たちが新天地へ移ったが、出場機会の確保に不安が募っている。今後の状況次第では、ミャンマー戦(10日、ヤンゴン)から始まるカタールW杯アジア2次予選に向けてアキレス腱となりそうだ。

 今回の森保ジャパンではメンバー23人中、欧州組が19人に上った。森保一監督(51)は史上最多となった欧州勢について「私がする決断は何をやっても賛否両論ある。日本代表全体の強化になるよう考えてやっている。そこは自信を持ってやるだけ」と説明した。

 世界のトップ選手たちを相手にする厳しい環境で奮闘を続けている欧州組だけに、国内組よりも優位な状況にあるのは間違いない。だが、今夏に欧州内でステップアップを実現させた日本代表イレブンの中には、今後の出場機会の確保が難しくなり、厳しい状況に立たされる選手もいる。

 その一人が、オランダ1部PSVアイントホーフェンのMF堂安律(21)だ。クラブでの定位置争いについて「トップ(レベル)にいけばつきもの。それを不安と言ってるようだとダメ。やるだけです、自分が」と決意をにじませたが、強豪PSVの攻撃陣には、欧州ビッグクラブが狙う超有望株がズラリと揃っており、激しいポジション争いは避けられない。

 実際に、オランダの大物代理人ロブ・ヤンセン氏は、テレビ番組「ジッゴスポーツ」に出演した際、「クラブにとって良い補強かどうかは疑わしい。堂安は3番目の選択肢だったと聞いている」と“補欠補強”だったことを暴露。クラブに高く評価されていないことを示しており、レギュラーの座をつかむのは容易ではないだろう。

 試合に出場できない状況が続けば代表落選の可能性も出てくるわけだが、他にもポルトガル1部ポルト入りしたMF中島翔哉(25)も苦戦中。リーグ戦4試合で出場したのは後半22分からプレーした8月17日のセトゥバル戦のみで、1日のギマラインス戦ではベンチ外だった。さらにスペイン1部マジョルカに移籍し、1日のバレンシア戦でデビューしたMF久保建英も、今後どれだけ出場機会を得られるかは不透明だ。

 欧州組では2試合連続ゴール中のFW大迫勇也(29=ブレーメン)や、すでに3得点をマークしたMF南野拓実(24=ザルツブルク)ら“残留組”が絶好調。対照的な活躍だけに、堂安や中島の厳しい現状がこのまま続くようならW杯予選を戦う森保ジャパンへの影響も決して小さくなさそうだ。