【フランス・レンヌ24日発】公式会見に臨んだ高倉麻子監督(51)は「国を背負って戦う責任や意義、ノックアウトステージに来た意味を感じ、グラウンドで表現してほしい」と選手たちに強いメッセージを伝えた。

 オランダには昨年のアルガルベカップで2―6と大敗。「FWに強烈な点を取る選手がいる。そのへんをしっかりケアしていきたい」と警戒し「ノックアウトステージは試合の入り、終わり方など臨機応変に試合を読む力、変化していく力が試される」と総合力の重要性を口にした。

 ここまで決定力を欠く試合が多いため「一人ひとりのひらめき、コンビネーションを大事にして積極的にプレーしてほしい」と要望。会見に同席したDF清水梨紗(23=日テレ)は「日本の良さはどんな状況にも対応できるところ。全員がハードワークして、勝ちを取りにいけたらいい」と8強入りに闘志を見せた。