【フランス女子W杯】なでしこ・熊谷 26日オランダ戦で不屈のFWを警戒

2019年06月24日 16時30分

【フランス・レンヌ23日発】フランス女子W杯決勝トーナメント1回戦オランダ戦(25日=同26日)を控えたなでしこジャパンは完全非公開で約2時間、練習を行った。相手の組み立てに対し、有効なプレッシャーのかけ方などを確認したもよう。そんな中、主将のDF熊谷紗希(28)はフランス女子1部リヨンで同僚の“不屈のストライカー”を要注意選手に挙げた。

 オランダとは4年前のカナダ大会でも決勝T1回戦で対戦し、2―1で勝利。だが昨年のアルガルベカップでは2―6と惨敗しており、1次リーグで消化不良の試合を続けた高倉麻子監督(51)も「このままでは1回戦で日本に帰ることになる」と危機感を募らせている。

 オランダの攻撃はエースFWビビアネ・ミーデマ(22=アーセナル)と、2017年の国際サッカー連盟(FIFA)最優秀女子選手賞に輝いたFWリーケ・マルテンス(26=バルセロナ)が中心だが、熊谷はもう一人のFWシャニス・ファンデサンデン(26)への警戒を強める。「縦への突破がある選手。(日本が対峙する)左サイドバックの選手には特徴を伝えていて、仮にエラーをした場合は中の選手がどう対応するのかなど、しっかり話をしている」と対策に余念がない。

 熊谷がファンデサンデンを危険視するもう一つの理由は、精神力の強さだという。優勝を飾った5月の欧州女子チャンピオンズリーグ決勝戦ではベンチ入りしながら出番はなし。「そんな中でもモチベーションを下げずに今のようなプレーができているのは尊敬できる」。熊谷も今季はリヨンでベンチを温める機会が多く、ファンデサンデンと同じような境遇にいた。それだけに、今大会に懸ける思いの強さは誰よりも感じている。

 負けたら終わりの一発勝負。この日は故障でここまで出場機会がないMF籾木結花(23=日テレ)も全体練習に参加したもようで、切り札として出場態勢を整えた。熊谷やFW菅沢優衣香(28=浦和)、DF鮫島彩(32=INAC神戸)らはPK練習も敢行。伝統の「あきらめない気持ち」でなでしこはオレンジ軍団に立ち向かう。