【南米選手権】久保建だけじゃない 欧州クラブが森保ジャパン五輪組にオファーラッシュ

2019年06月22日 16時30分

三好は一気に世界に名を売った(ロイター)

 五輪組が大量流出へ――。南米選手権(ブラジル)1次リーグC組の日本代表は20日(日本時間21日)、ウルグアイに2―2のドローで勝ち点1を手にした。五輪世代チームで「10番」を背負うMF三好康児(22=横浜M)が2ゴールを挙げる活躍を見せたが、MF久保建英(18=レアル・マドリード)をはじめとする五輪世代に欧州クラブは熱視線を注いでおり、今後の活躍次第ではオファーが殺到しそうだ。

 若手メンバー中心の森保ジャパンでは、18歳でA代表デビューを果たした久保は今夏のRマドリード入りが決定。世界中から熱視線が注がれている一方、欧州クラブが注視するのは久保だけではない。今回、A代表初選出となった13人の東京五輪世代にも関心が寄せられているという。

 J1クラブ幹部は「ここ数年の傾向として、欧州クラブは、すでにバリバリ活躍している中堅の日本選手よりも、20歳前後の若い日本人選手の獲得にしか興味はないようだ。安く買って自分たちで育てて、ビッグクラブに高く売る。それが狙いだから。香川(真司=30、ベシクタシュ)とか長友(佑都=32、ガラタサライ)とかみたいにね」と話している。

 実際に、DF冨安健洋は19歳でベルギー1部シントトロイデンに移籍し、DF板倉滉(22)はイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーと契約(現在はレンタルでオランダ1部フローニンゲン所属)したように、若くして海外進出を果たした選手が多く、今大会でも欧州クラブの“青田買い”が進むというわけだ。

 すでに欧州クラブは南米選手権に参戦している日本の五輪世代の選手に興味津々。J1鹿島で今季から背番号10を託されたMF安部裕葵(20)、松本のエースに成長した快速FW前田大然(21)には、すでに多くのクラブが接触し、スペイン1部バルセロナも興味を示している。この日、大活躍した三好も今後の活躍次第で正式オファーが届くのは間違いないだろう。

 森保一監督(50)も今大会で選手が活躍すれば、海外進出への近道になるとの認識を示している。1次リーグ初戦チリ戦(17日=同18日)前の会見で「南米選手権という舞台で戦うということは経験の浅い選手には学ぶことが多い。チャレンジ精神を持って、この大会での経験をもとにステップアップを果たしてほしい」と後押しした。

 第3戦エクアドル戦(24日=同25日)で決勝トーナメント進出を決めれば、注目度も高まる。今夏の欧州移籍期限は原則8月31日まで。南米選手権後には、有望な五輪世代の若手イレブンが欧州へ移籍する可能性は高そうだ。