【南米選手権】チリ戦0―4 若手イレブンに広がる“完敗ショック”

2019年06月19日 16時30分

大学生FW上田もチャンスを決めきれなかった(ロイター)

【ブラジル・サンパウロ17日(日本時間18日)発】日本代表に“完敗ショック”が広がっている。序盤からチリに押し込まれ、前半41分に先制されると、後半にはスキを突かれて3ゴールを許して計4失点。攻撃陣も決定機を決めきれずにノーゴールと屈辱的な敗戦となった。

 キャプテンマークを巻いたMF柴崎岳(27=ヘタフェ)は「経験も能力もお世辞にも僕らの方が上とは言えない」と神妙な顔で話すと、若手イレブンについては「彼らも未体験のレベルでしょうし、いっぱいいっぱいだったと思う。もっと上を目指さなければいけないので、この試合を無駄にしないことが大事」と話した。

 今大会は選手招集に拘束力がないため、原則23歳以下で臨む東京五輪世代がメイン。メンバー23人中13人が初の代表選出で、この試合ではGK大迫敬介(19=広島)をはじめ6人の選手が代表デビューを果たした。しかし、日本代表が未勝利の南米の地で強豪国を相手になすすべもなかった。

 若手DF冨安健洋(20=シントトロイデン)は「チャンスはゼロだったわけではない」と話した上で「精神的にも痛い敗戦ですけど…」。デビュー戦となった大学生FW上田綺世(20)は何度かあったゴールチャンスを逃し「力不足で片づけるつもりはないが、全力を尽くした上での結果。明確な原因は自分の中ではわからない」と語り、動揺は隠せない。

 1次リーグではまだ2試合を残しており、日本は強豪国との対戦が続く。それだけにメンタル面の切り替えは欠かせないところだ。森保一(50)監督は「チリとクオリティーの差があったことは受け止めないといけない。しかし選手たちは臆することなく戦いに挑んでくれた。十分得点するだけの攻撃を見せてくれた」と評価したが、大舞台で醜態をさらした若手イレブンは大きな衝撃を振り払えるのか。