南米選手権15日開幕 「久保建VS中島」天才2人によるエース争い勃発か

2019年06月12日 16時30分

笑顔で旅立った中島(右)と久保建(後列左)

“日本の至宝”は森保ジャパンのエースになれるか――。日本代表は11日、招待国として参加する南米選手権(14日=日本時間15日開幕、ブラジル)へ向けて出発した。今大会の注目はA代表デビュー戦で躍動したMF久保建英(18=FC東京)と10番を背負うMF中島翔哉(24=アルドハイル)によるガチンコバトル。2人の天才による仁義なき抗争が繰り広げられそうだ。

 つかの間のオフを挟んで再び日本代表に合流した久保は、同僚たちと談笑。リラックスした表情を見せ、ブラジルへ向けて飛び立った。そんな南米選手権でクローズアップされているのが中島との関係だ。森保ジャパンでは同じ攻撃的MFとして“共存共栄”が期待される一方、元日本代表MF前園真聖氏(45)が「2人に注視しています」と話していたように、サッカー界では「新エース争い」が注目されている。

 中島は久保について「ここ(代表)にいるのは力のある選手ばかり。それぞれの良さがある」と話し、特別な対抗心を見せていないものの、10番を背負う選手として「しっかりやりたい」と自覚は十分。久保も今大会に向け「いい経験ということだけで終わらせず、しっかりと結果を求めて戦いたい」と、さらなる躍進を誓うが、中島へのライバル心をのぞかせる一幕もあった。

 9日のエルサルバドル戦でのこと。試合終盤にあったFK好機で中島がキッカーを務めたことに、久保は「俺が(ファウルを)もらっていたら、俺が(FKを)蹴りましたよ。そこはもらった人が蹴るべき。もし中島選手が足とか痛めていたら蹴っていたかも」と、負けん気の強さ全開で語っていた。

 FKキッカーについては、選手それぞれに得手不得手はあるものの、チームでエースと呼ばれる選手が務めるのが一般的。特に久保はスペイン1部バルセロナ下部組織で磨いたFK技術に絶対的な自信を持っている。日本代表では2014年ブラジルW杯に臨んだザックジャパンで、MF本田圭佑とMF香川真司がエースの座を巡ってバトルを繰り広げた。背番号10やトップ下のポジション、PKキッカーなど激しく張り合ったが、今大会では中島と久保が激しい火花を散らすシーンもありそうだ。