【女子W杯】初戦ドローはポジティブに考えるべき ベテラン勢がいい方向に導くはず

2019年06月12日 16時30分

初戦、アルゼンチンと引き分けサポーターに頭を下げる日本代表(ロイター)

【武田修宏の直言!!】フランス女子W杯で優勝候補のなでしこジャパンは1次リーグD組初戦(10日=日本時間11日)でアルゼンチンに0―0で引き分け。ちょっとつなぎの意識が強くて、攻めきれないシーンもあったかな。各報道を見ても、2大会ぶり2度目の優勝を狙う中で、無得点だったこともあり、ネガティブな印象の記事が目立ったね。

 世界大会の初戦というのは、どうしてもナーバスになるものだし、特にW杯初出場となる若手メンバーが多いと慎重になる。それでも、負けなかったこと、勝ち点1を取ったということをポジティブに考えるべきじゃない? 周囲が危機感をあおって選手の緊張感を高めても結果は出ないからね。第2戦は「リラックスして戦えるぞ」ってくらいでいいと思う。

 ただ、こうした大舞台で最後に頼りになるのはやはりベテランの存在でしょ。なでしこジャパンは初戦で少し焦ったような場面も見られたけど、経験者はどんな局面でも常に冷静でどっしりと構えていられる。しかも慌てることなく的確な判断ができるからね。そんな姿から他のイレブンは安心感を得られ、落ち着いてプレーできるって。

 特に、今回は2011年W杯で優勝し、15年W杯で準優勝したメンバーが選ばれている。初戦で出番のなかったDF宇津木瑠美(30=レイン)や出遅れているMF阪口夢穂(31=日テレ)、途中出場だったFW岩渕真奈(26=INAC神戸)がしっかりとチームを引き締めて、いい方向に導いてくれるはずだよ。

 決勝戦まで約1か月間も戦わないといけないんだから初戦から慌てることはない。まずは自分たちのプレーに集中すること。

 そうすれば結果はついてくるんじゃないかな。

(元日本代表FW)