A代表で「FK蹴らせろ」と主張できる条件

2019年06月11日 16時30分

フリーキックのチャンスで集まる(左)から久保建、堂安、中島ら

【前園真聖・ゾノの焦点!】久保が9日のエルサルバドル戦で日本代表デビューしました。テレビで観戦しましたが、ボールタッチも多くて高い技術力を発揮できていましたし、当たり負けしないボディーバランスも驚きました。十分に代表レベルでやれることを証明したのではないでしょうか。

 注目は試合終盤にあったFKの場面です。ここで久保がキッカーをやりたそうな表情を見せていました。今季はFKゴールを決めているので、キックに自信はあるのでしょう。ただ、主張するまでには至らず最後はファウルをもらったMF中島翔哉(24=アルドハイル)に任せ、その場を去りましたが、最後まで名残惜しそうな顔でした。

 かつて(2009年9月のオランダ戦で)MF本田圭佑が同じような場面で、当時のエースでFKの名手、MF中村俊輔にキッカーを譲るように求めたのは有名な話。その是非は別としても、久保があの場面でキッカーを主張するにはもう少し日本代表での実績が必要ではないでしょうか。逆に「蹴らせてほしい」と言えるようになるのは、代表の主力としてバリバリやれる自信を得たときと言えるでしょう。

 来年の東京五輪、2022年カタールW杯に向けて、代表の中心になっていく存在です。まずは南米選手権に臨みますが、そこでさらなる成長を見せてほしいです。