【森保ジャパン】岡崎が緊急提言 深刻な大迫依存の解決を

2019年06月07日 16時30分

森保ジャパンは“大迫頼み”を解消できるか

 昨夏のロシアW杯以来となる日本代表復帰を果たした“侍ストライカー”が緊急提言だ。今秋から始まる2022年カタールW杯アジア予選に向けて、3バックを採用した新システムの是非が問われている中、日本歴代3位の代表通算50ゴールを誇るFW岡崎慎司(33=レスター)が懸念するのは、エースFW大迫勇也(29=ブレーメン)に依存する攻撃陣の現状だ。問題解決の最優先事項とし、変化の必要性を強く訴えた。

 若手の台頭で世代交代が進む森保ジャパンに初めて身を置いた岡崎は「実力のあるやつが残っていくのが本来の日本代表。本当の競争はここから。W杯予選も近づいてくるので、もっと強い日本代表じゃないと結果は出てこない」と競争激化によるチーム力の底上げが重要になると訴える。

 なかでも変化が必要と考えているのが、ストライカー陣だ。昨夏のロシアW杯、そして1月のアジアカップと強烈な存在感を放った大迫が不在になると、攻め手を失ってチーム力も大きく低下する。そうした“大迫頼み”が全く解消されていない現状に、岡崎はこう警鐘を鳴らす。

「誰か一人によって勝敗が変わるチームじゃない。(FWリオネル)メッシ(31=バルセロナ)とかクリロナ(FWクリスチアーノ・ロナウド=34、ユベントス)とか、そのレベルの選手はいない」と前置き。その上で「サコ(大迫)が潰されても“違うパターンでいこう”となれるチームじゃないとダメ。たとえば、そこを飛ばして本当にクロスで勝負できるやつを置いたら、サイド攻撃が良くなるとか。一つのパターンにこだわるのではなく、いろんな種類の攻撃をできるチームにするほうが、現実的に日本代表が勝つ可能性は上がる」と力を込めた。

 日本の要となる大迫も世界トップのストライカーと言えるほど、規格外の決定力があるわけではない。それならばエース頼みから脱却し、チームとして攻撃のバリエーションを増やすことが最優先という。さもなくば森保ジャパンは強豪国と渡り合えないと危機感を募らせているのだ。

 そこで岡崎は「そのパターンの一つに、自分もならないといけない。競争よりも、もっと狙いを持っていかなきゃいけないというのを、プレーや指示でしていかないといけない」と宣言。自ら率先して新たな攻撃策を模索したい考えだが、侍ストライカーの提言が窮状打破のキッカケとなるか。