【なでしこ】鮫島 若手引っ張る“ゆとり指導”

2019年06月06日 16時30分

 自身3度目となるフランス女子W杯(7日=日本時間8日開幕)に臨むなでしこジャパンDF鮫島彩(31=INAC神戸)が“ゆとり指導”で若手を引っ張っている。

 不動の左サイドバック(SB)として2011年ドイツW杯で優勝、15年カナダW杯では準優勝に貢献。2大会ぶりの世界一を狙う今大会は若手中心のメンバーだけに、ピッチ上のパフォーマンスのみならず、世界の最前線を知り尽くしたベテランの立場からチームをけん引する役割もこなす。

 チーム最年長者としてリーダーシップを強く自覚しているが、ソフトアプローチを心掛ける。「国際試合10試合未満の子が多いけど、それはそれで怖いもの知らずの勢いも大切。彼女たちが自分のプレーを自由に出せる雰囲気づくりをしていきたい。自分たちが若いころの雰囲気も違うので変に『代表とはこういうものだ』とか厳しく縛らないようにしたい」

 さらに大会は約1か月もの長丁場となり、チーム状態にも細心の注意を払う。「大会に入り、試合に出る機会が多い、少ない選手が出てくると、いろいろな心境の変化も出てくる。どういう立場であれ、チームに必要だという意味合いを出せるような…そういう雰囲気を、今までは上(先輩)がつくってくれたので今度は自分たちが、という思いはある」
と強調した。

 過去2大会、ファイナルまで勝ち上がってこられたのは、チームに一体感があったからこそ。ベテランSBは「11年、15年と決勝まで行ったとき(相手に)攻められる場面も多かったけど、その恐怖感をチームみんなで一緒に味わえた感じ。みんなで体張って守っている感じが、楽しかった記憶はある。戦術的なことをしっかりした上で、自然とそういう雰囲気になるようにしたい」。

 攻め込まれながらも、しのぐ展開が快感になる“M体質”を発揮できれば、2大会ぶりの頂点も夢じゃない!?