7日(日本時間8日)に開幕するフランス女子W杯で2大会ぶりの優勝を狙うなでしこジャパン最年少のFW遠藤純(19=日テレ)が“闘魂”で大暴れを狙っている。

 昨年8月のU―20女子W杯(フランス)で日本の優勝に貢献したストライカーは、2月のA代表初選出から瞬く間にW杯切符をつかんだ。スピードと正確なシュートが武器で、高倉麻子監督(51)から潜在能力を評価されてサプライズ選出を果たした。スーパーサブとして期待される本番に向けて「スタメンという気持ちはあるけど、途中から出て流れを変える働きも大事だと思っている」と力を込めた。

 次世代のエース候補はおっとりした性格でイジられキャラとして代表チームにしっかり溶け込んでいるが、意外にも小学生から新日本プロレスの大ファン。「兄が(テレビで)見ていて父も好きで東京ドームに見に行ったり、地元(福島)に来てくれるのを見に行ったり、あとは深夜放送しているのを録画して見たり…。家にいるときは習慣だった」と振り返る。

 中でもIWGPヘビー級王者の“レインメーカー”オカダ・カズチカ(31)に熱狂しているとか。W杯でのゴールパフォーマンスは“レインメーカーポーズ”も期待されるが、遠藤は「それはちょっと…」と困惑。とはいえ、ピッチに“ゴールの雨”を降らせたとき、2大会ぶりの歓喜がグッと近づきそうだ。