なでしこ W杯本番へ課題山積み

2019年05月27日 16時30分

 フランス女子W杯(6月7日開幕)に臨むなでしこジャパンは国内合宿最終日(26日、千葉)に男子大学生との練習試合(15分×2本)を行ったものの、不安を残す内容だった。

 スピードやフィジカルに勝る本大会のライバル国を想定した男子大学生を相手に守備面の連動性をポイントにしたが、相手のカウンター攻撃などで後手に回る場面も多く、ミス絡みで失点。2月の米国遠征や4月の欧州遠征でも露呈した問題は本番を目前にしても解消されなかった。

 高倉麻子監督(51)は「米国や欧州遠征を行って選手たちも、その意識は高まっている。すぐに手応えをつかめればいいけど、なかなかそうもいかない。少しずつ修正していきたい」。DF清水梨紗(22=日テレ)は「体格とパワーで勝る相手の対処を修正したい」と課題克服を誓った。

 さらに、MF阪口夢穂(31=日テレ)やFW岩渕真奈(26=INAC神戸)ら6人が負傷などで練習に完全合流していないという異常事態。指揮官は「思ったより多いが、今が一番(チーム)状態が悪いと捉えている。ケガ人は(回復の)見通しも立っているので、これから上げていくイメージ」と前を向いた。

 2大会ぶりのW杯制覇を目指し、まずはアルゼンチンとの1次リーグ初戦(6月10日=同11日)で必勝を期すが、なでしこジャパンに残された時間は多くはない。