南米選手権日本代表メンバー発表 森保監督が久保建英に課す王様テスト

2019年05月25日 16時30分

久保は南米でも大暴れできるか

 日本サッカー協会は24日、招待参加する6月14日(日本時間同15日)開幕の南米選手権(ブラジル)に臨む日本代表メンバー23人を発表した。23日に発表された国際親善試合のメンバー入りに続き、MF久保建英(17=FC東京)が選出された。2大会で最大1か月超にも及ぶA代表での活動となるが、森保一監督(50)はスペイン1部バルセロナ下部組織出身の天才少年に“王様テスト”を実施する構えだ。

 久保はこの日、南米選手権に臨む日本代表メンバーに選出された。世界クラスのトップ選手も参戦する大会に向けて「南米の強豪国がしのぎを削っていくところに入っていくのでレベルの高い大会。本気度も親善試合とは違う」と南米最高峰の舞台に、厳しい戦いとなることを予測する。

 それでも強気な姿勢を崩さないのが、天才少年たるゆえんだ。「ピッチに立てば関係ない。臆することなく自分のプレーを出す。ビビッていてはもったいない。世界のトップレベルの選手にチャンレンジャー精神でいくだけ」と宣言し「いい経験で終わらせず、しっかり結果を求めていきたい」と強豪相手に波乱を起こす覚悟だ。

 23日に選出された国際親善試合トリニダード・トバゴ戦(6月5日、豊田)、エルサルバドル戦(同9日、宮城)に臨む日本代表メンバーに加えて南米選手権への参加も決定。A代表として長ければ1か月以上もの間、森保ジャパンの一員として先輩メンバーと過ごすことになる。

 その期間で久保に叩き込まれるのが、日本代表の“帝王学”だ。在京Jクラブ関係者は「(森保監督は)先々を見据えて(MF中島)翔哉(24=アルドハイル)や(MF)柴崎(岳=26、ヘタフェ)との関係性を見ておきたいのでは。それに代表の現状を考えればトップ下でどれだけやれるのかもチェックするはず」と指摘する。

 A代表のトップ下は攻撃の要となるポジションで「王様」とも言われている。近年ではMF本田圭佑(32=メルボルン・ビクトリー)が務めていたが、最近では確固たる地位を築いた適任者がいない。そこで今季のFC東京でもトップ下として起用される久保の適正を、練習や実戦を通じて見極めていく。

 しかも実績のある中島や柴崎と連係を深めながら、トップ下の経験もある2人から“司令塔”としてのアドバイスを直接受けられる絶好の機会。森保監督も「彼が攻撃に関わることで攻撃のアクセントとなり、緩急を織り交ぜながらゴールに向かっていく。相手の守備を崩していける」とゲームメークの才能に期待を寄せた。

 来年に迫った東京五輪と2022年のカタールW杯に臨む森保ジャパンの“顔”となるべく、天才少年の英才教育がスタートする。