【なでしこ】10番・阪口夢穂が激白 今季リーグ不出場と私流リーダーシップ

2019年05月23日 16時30分

阪口と鮫島(左)は笑顔でランニング

 6月7日(日本時間8日)に開幕するフランス女子W杯に臨むなでしこジャパンは22日、千葉県内で合宿を開始した。2011年ドイツW杯以来、2大会ぶりの世界制覇が期待されるが、背番号10を託されたMF阪口夢穂(31=日テレ)が胸中を激白。4大会連続のW杯出場となるベテランMFは、負傷明けで今季リーグ戦に不出場と万全な状態ではない中で、いかにチームをけん引するのか――。

 ――昨季に右ヒザ前十字靱帯などを損傷。W杯メンバー入りも、今季はリーグ戦に出場していない

 阪口:まあ、焦りっていうか、何でしょう。実際、今できることを一生懸命やることしかないから、それしか考えてないです。焦りとかじゃなくて。本大会は? そのときにならないとわからないって感じですかね。

 ――それでもW杯の10番を背負う

 阪口:うーん。空いていたからですよねって感じです。頑張ります、みたいな。エースナンバーは重い? そんなことはないです。でも自分が思っているより周りの方がそういう目で見る。そういうのはちょっと覚悟しています。自分は特に意識はないですけど。周りはそうじゃないなってひしひしと伝わります。

 ――これまで出場したW杯と違いはあるか

 阪口:年齢的に言うと、前は上の人たちに引っ張ってもらっていた感じなんですけど、今回は自分が上の立場で出るというのは初めてなので、そういう意味では違うのかな。今回はチームを引っ張る立場? そういうタイプなんで(笑い)、すいません。うそつきました。

 ――澤(穂希)さんのようなリーダー役も期待される

 阪口:同じ立場なんてちょっとおこがましいんですけど、そのとき(先輩の)人数が多かったんですよ。若手が少なくて「ついていかな」と自分は必死でしたけどって、わかります?「迷惑掛けたらあかん」みたいな感じで必死でした。だからチームのことを考えるより、自分のベストを尽くそうみたいな。だからチームのことは、上の人たちが考えてくれたと思うんですよ。

 ――なるほど

 阪口:今の若手に「チームのこと考えてやれよ」って難しい話かもしれないじゃないですか。だから、若手には全力でプレーしてもらって、あとは上がどうにかするって感じがいいんじゃないかなって。チームのことは。若いときにそういうのってなかなか難しかったりするんですよ。自分の経験上。「チームのためって何?」みたいな。結局、それって自分のプレーを100%出すことだと…若手はそれでいいんじゃないかな。

 ――若手への接し方のポイントは

 阪口:絶対に上から言わない、押しつけない、まず話を聞くというのは意識している。先輩にそういう人がおったとかではないですよ。自分は昔からそういうやり方。若手選手がどう思っているかは分からないですけど。力を引き出す? いろいろ求められていることはある。ピッチの中でも外でも。具体的には分からないけど、できることは全部やりたい。

 ――ロックバンド「Mr.Children」好きで知られる。一番好きな曲は

 阪口:ええのいっぱいあるんですよ。決められない。5個と言われても無理。困るんです。去年はライブあったから、そのアルバムばかり聴いていました。基本的に昔の歌が好きです。試合前に聴く曲とかはなし。ランダムで聴いています。

 ――海外遠征に持っていくものは

 阪口:最近はまっているんですよ、海外ドラマ。ええのあったら教えてください。