久保建「南米選手権」抜擢? 「勝つために招集」ならいいが…その理由に異議あり

2019年05月16日 16時30分

久保は本当に南米選手権の日本代表に選ばれるのだろうか

【前園真聖 ゾノの焦点!】6月の南米選手権(ブラジル)に臨む日本代表にMF久保建英(17=FC東京)が抜てきされる可能性があると、各メディアで報道されました。森保一監督(50)が選出を示唆したとし、実際、鹿島で10番を背負うMF安部裕葵(20)とともに、U―20W杯に挑む代表メンバーには選出されませんでした。

 若手選手がA代表に呼ばれること自体は、大歓迎すべきものと捉えています。ただ、南米選手権は代表チームに選手を拘束するルールがありません。また各クラブともJ1リーグ戦が開催中のため主力メンバーを代表に派遣することに難色を示しています。それで「仕方なく…」という理由で若手を抜てきするのは少し違うと感じています。

 南米選手権は権威ある公式大会ですし、ブラジルやアルゼンチンをはじめとする強豪国が王座を目指し、意地とプライドをかけて真剣勝負を繰り広げます。そこに招待国として参戦する日本が、あくまで次世代の選手に経験を積ませるためという意識で出るのであれば、それは南米国に対して大変失礼なのではないでしょうか。出場する以上は可能な限りベストで臨むべき。久保が選出されるにしても「勝つために招集した」のでなければなりません。日本代表がどのようなスタンスでメンバーを選出するのか。注目しています。
  (元日本代表MF)