【天皇杯】“因縁対決”にケリをつけるパトリックの2発でG大阪連覇

2016年01月02日 12時02分

 FWパトリック(28)が2発で“因縁対決”にケリをつけた。

 元日に行われた天皇杯決勝(味スタ)で、G大阪は2—1と快勝。試合を決めたのは、先制&決勝ゴールのブラジル人助っ人だ。

 前半32分、右サイドでボールを受けたパトリックは一瞬のうちにトップスピードに乗ってドリブル突破。DF森脇良太(29)を強引に振り切ると、最後は右足で豪快にゴールに突き刺して先制弾を決めた。

 さらに、1—1の同点に追いつかれて迎えた後半8分。MF遠藤保仁(35)の右CKで、ゴール前のパトリックは巧みな動きでDF槙野智章(28)のマークを外してフリーでシュート。ゴール左隅を狙った技ありの一発で勝ち越した。

 終盤に浦和が猛攻を見せるもG大阪が逃げ切り、チームとして2度目の連覇を達成した。

 2ゴールで勝利に貢献し「チームにとって非常にプラス。チャンピオンとして新年を迎えることができる」と胸を張ったパトリック。文句なしの大活躍で、あの“悪夢”も完全に払拭した。

 G大阪が浦和と前回対戦した昨年11月28日のJリーグチャンピオンシップ(CS)準決勝でパトリックはゴールを決める活躍を見せたが、試合後に浦和サポーターの高校生がSNS上に人種差別的な書き込みを投稿。パトリックは「私や私の家族を傷つけた。人間としてやるべきではない」と大きなショックを受け、社会問題に発展した。

 その後、投稿者の謝罪で騒動は収束したが、今回の一戦はそれ以来の浦和との顔合わせ。いやが応でも周囲からの注目が集まる中、パトリックは平常心を貫き結果を出した。

 因縁に“決着”をつけるゴールで、パトリックが激動の2015年シーズンを締めくくった。