J臨時実行委員会で〝サポーター暴走〟の浦和が集中砲火「具体的な防止策がない中では不安」

2022年07月05日 20時03分

野々村チェアマン(東スポWeb)
野々村チェアマン(東スポWeb)

 Jリーグの臨時実行委員会が5日に開催され、サポーターが声出し違反を繰り返すJ1浦和に会議でも非難が集中した。

 この日の実行委員会では、現在推し進めている声出し応援の段階的導入の方針や、違反事例に対する再発防止の再確認などが議論された。

「違反事例」とは、主に浦和のサポーターによる声出しルール違反のこと。2日に行われたG大阪戦(吹田)での違反について浦和はこの日ホームページ上で謝罪と再発防止策を発表したが、それ以前にも浦和サポーターの違反行為についてはたびたび指摘がされてきた。

 実行委員会後に会見したJリーグの野々村芳和チェアマンは、会議での議論の様子を説明。「最近浦和レッズの声出しが問題になっている。そのことに関して立花さん(浦和代表)が出席したので、いくつか確認させてもらった。浦和レッズとして58クラブで協力しながらやっていくつもりがあるのか確認した。立花さんもここまでの件も含めて『申し訳なかった』とコメントがあった」と浦和のトップから他クラブの実行委員に向けて謝罪があったという。

 だが、他クラブからは浦和に対して厳しい声が続出。野々村チェアマンによると「J1の実行委員の中からも『具体的な防止策がない中では不安だ』とか、また『クラブがルール違反を犯してしまった人たちに対して、しっかりとしたスタンスを見せるべきだ』との話もかなりされた」。これまでの対応への不満や、クラブとしてサポーターに断固とした措置を取るよう求めるなど浦和が〝集中砲火〟を浴びて会議は紛糾した。

 これまでJリーグ側は浦和に自助努力を求め「G大阪戦の前に鹿島戦で問題があったことがまず大きく取り上げられたが、リーグもそこから浦和に対してステートメントを出すとか再発防止策を取ってくださいと現場間ではコミュニケーションを取ってきたが、今まで1回も出てきたことがなかった」と野々村チェアマン。ようやくこの日浦和もサポーター問題に関して方針を示したことで、今後は改善が図られるのか。

 野々村チェアマンは同様の違反が再発すれば無観客試合や勝ち点剥奪の可能性も示したが、浦和サポーターの〝暴走〟を食い止めることができるのか。今後の浦和の試合に注目が集まる。

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