野々村チェアマンにじむ怒り「もう絶対にありえない」 八百長問題のJFL鈴鹿を資格失格処分

2022年06月28日 20時36分

野々村芳和チェアマン(東スポWeb)
野々村芳和チェアマン(東スポWeb)

 Jリーグが28日にJFL鈴鹿ポイントゲッターズに対して昇格の条件となる「百年構想クラブ」の資格を失格にすることを発表し、野々村芳和チェアマンが厳しく糾弾した。

 鈴鹿は失格により、来季のJ3昇格が消滅する厳しい処分となった。理事会後にオンラインで会見した野々村チェアマンは「新たな株主がまだ分かっていない中で資格を付与するのは、明らかに難しいということは理事会でも確認した」と説明。さまざまな課題がある中、新オーナーが未定という現状では資格の失格も当然の流れだった。

 そして「端を発した案件は八百長を企てたということだが、Jリーグとしてはもう絶対にありえない」と強い口調で指摘。鈴鹿を巡っては元執行役員の塩見大輔氏が八百長を告発して大騒動になり、その後、塩見氏がオーナーから現金5000万円を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂の疑いで20日に逮捕されるなど前代未聞の事態に。日本サッカー界をけん引する立場からとても見過ごすことはできなかったようだ。

 それでも、鈴鹿の今後の再生に期待も寄せた。

「新体制のみなさんが、現場からクラブを生まれ返させようというのは尽力してくれた。先ほど新体制のみなさんに、三浦泰年さん(監督兼GM兼代表取締役)含め3名には電話で伝えたが、三浦さんには『引き続き責任を持って、11月にチャンスがあるならそこを目指してガバナンスの体制を整えていきたい』と言っていただけた。選手のケアなども話をさせてもらった。リーグとしては寄り添ってアドバイスをしていく」とエールを送った。

 鈴鹿はどん底からはい上がり、再びJリーグ入りの夢を追えるのか。

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