J1浦和がオランダ1部フェイエノールトのFWブライアン・リンセン(31)を獲得する可能性があると、オランダ紙「AD」が伝えている。

 同紙によると、浦和は今季のフェイエノールトで公式戦16ゴール10アシストをマークするなど高い攻撃力を示しているリンセンの獲得に関心を持っているという。契約は来季までとなる2023年6月末まで残っているものの、移籍金を支払ってでも今夏の加入を目指していると伝えている。

 リンセンは08年当時オランダ2部だったフォルトナ・シッタートでプロデビュー。その後VVVフェンロやフローニンゲンなど国内クラブでプレーし、20年からフェイエノールトに所属している。本人がJリーグでのプレーを望んでいるかは「まだ不明」としながらも、2年前には「海外でサッカーがしたい」との願望を表明していた。

 今季の浦和はスウェーデン代表歴もあるMFダビド・モーベルグやオランダ出身のFWアレックス・シャルクらを補強したが、現在J1で10位と出遅れている。2月にはトルコ1部ルドゴレツのキプロス代表FWピエロス・ソティリオウの獲得に動いていると、欧州メディアで報じられたように、今夏のストライカー補強に動いているのは間違いないようだ。