なかなか白星をつかめない。J1浦和は26日にG大阪(埼スタ)と対戦し、0―1で敗戦。早くも今季2度目の零封負けとなった。

 決め切ることができなかった。前半から浦和ペースで試合を進めるも、後半36分にMF岩尾憲がこの日2枚目のイエローカードを提示されて退場。23日の神戸戦に続き、2試合連続で数的不利な状況を強いられ、同38分にG大阪のMF福田湧矢がペナルティーエリア外から放ったミドルシュートが浦和DFに当たり、ネットに吸い込まれてしまった。

 富士フイルム・スーパーカップでは昨季J1王者の川崎を下した一方で、リーグ戦は開幕から3試合を終えて、いまだに勝ち点3を奪えていない。リカルド・ロドリゲス監督は「前半は数多くチャンスをつくった。われわれに足りなかったのは決定力だった。前節同様に10人になってから、その機会を相手に利用されてしまった。結果はわれわれの内容にふさわしくないと思うが、こういった部分もサッカーの一部だと思う」と悔しさをにじませた。

 ただ、まだリーグ戦は始まったばかり。「すごく成長しているチーム。ここまで1試合1試合成長していると思う」と手応えを口にする場面もあったが、まずは一刻も早く勝利がほしいところだ。