Jリーグの村井満チェアマン(62)が17日、一部で報じられたホームタウン制度の撤廃に関して異例の声明を発表して否定した。

 Jリーグが村井チェアマンの名で発表した声明では「一部報道機関において、Jリーグがホームタウン制度を撤廃するとの表現を用いた報道がありました。JリーグではJクラブの本拠地を『ホームタウン』と呼び、Jクラブはホームタウンと定めた地域で、その地域社会と一体となったクラブづくりを行いながらサッカーの普及、振興に努めなければならないと定めています」とホームタウン制度を説明。

 そのうえで撤廃の報道について「このホームタウン制度について撤廃・変更の事実は一切なく、今後、Jクラブの営業、プロモーション、イベント等のマーケティング活動における活動エリアに関する考え方の方向性について議論しているものです。Jリーグが創設当初から掲げている地域密着の思想が揺らぐものでは全くありません」と強く否定した。