またしても〝ユン様〟が決めた。サッカーの天皇杯3回戦(7日)が各地で行われ、J1浦和は埼玉・駒場スタジアムでJ2相模原に1―0で勝利した。新外国人でデンマーク出身のFWキャスパー・ユンカー(27)が決勝点をマークし、16強進出を決めた。

 0―0の後半21分から出場したユンカーは42分に相手のボールをカットすると、自ら持ち込でゴール。天皇杯で2試合絵連続の決勝点を決めた。リカルド・ロドリゲス監督(46)は「固い守備を崩せなかったが、最終的にはわれわれが相手のボールを奪って背中にスペースを残している状態でのカウンターからの攻撃が有効になりました。今回のゴールもそういった形から生まれました」と振り返り、エースの働きをたたえた。

 ユンカーは5月に加入後、得点を量産中。J1で7得点(9試合)、公式戦11得点(14試合)をたたきだしている。実力に加えて端正な顔立ちで女性からの人気も急上昇中だ。

「プレスから自分が得点を取ることができてよかった。GKを交わすことだけを考えて、本能的に蹴った」と振り返った。、スタジアムではデンマーク国旗を振るサポーターの姿も多くなるなど、存在感も高まっており、さらなる活躍は間違いなさそうだ。