J1鳥栖は5日、所属する元日本代表FW豊田陽平(36)がJ2栃木に完全移籍することになったと発表した。

 豊田は長身を生かしたポストプレーが得意なストライカーで石川・星稜高校から2004年に名古屋入り。09年に京都に移籍も10年にレンタルで鳥栖に加入し、12年に完全移籍した。13年にはA代表にも初選出されるなど、元日本代表MF本田圭佑(34)の高校の先輩としても注目されていたが、今季はここまでリーグ3試合出場にとどまっていた。

 豊田はクラブを通じて「鳥栖でプレーして12年。J2得点王、J1昇格、Jリーグベストイレブン、日本代表選出など多くの経験と成長が鳥栖とともにありました」とし「皆様に支えてもらった日々のことを考えるとこれまでにないくらい苦渋の決断ではありましたが、皆様の思いを感謝に変えて、プロの世界の中で戦い続けていきたい、自分自身を表現し続けていきたいと思い移籍を決意いたしました」などとコメントした。