アジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグH組のJ1・G大阪は第4節(4日、ウズベキスタン・タシケント)でチェンライ(タイ)に1―1で引き分けた。

 開始直後の前半6分に先制を許すと、後半9分にMF矢島慎也(27)の得点で追い付くも、追加点が奪えずに3試合連続のドロー。首位の全北現代(韓国)と勝ち点4差の2位で1次リーグ突破となる各組2位の成績上位3チームに入ることも難しくなってきた。

 G大阪の松波正信監督(46)は「折り返しの4戦目ということで勝利が欲しかった試合でしたけども、先に失点して追いかける展開になりました。チャンスも何回か作ってはいたんですけど、そこでのクオリティーが足りなかったなと。非常に悔しい一戦でした」と振り返った。

 決勝トーナメント進出に向けて「少しでも可能性があるのであれば、この2試合はわれわれが勝ち点3を目指すべきだし、難しい状況ではありますけども、しっかりと2試合を勝ってグループステージを突破するために準備したいと思います」と次戦(7日)のタンピネス・ローバーズ(シンガポール)戦を見据えた。

 G組のJ1名古屋は第5節(タイ・バンコク)でジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)に2―1で勝ち、5連勝。同組1位で決勝トーナメント進出を決めた。前半4分にFWマテウス(26)のPK弾で先制すると、28分にMF阿部浩之(32)が追加点。後半に1失点するも逃げ切った。