J1鹿島は14日、ザーゴ監督(51)の解任を発表した。

 就任2年目の今季はここまで2勝4敗2分けの勝ち点8で15位と低迷し、残留争いに巻き込まれつつある。併せて後任として相馬直樹コーチ(49)の監督就任も発表した。

 ポゼッションサッカーへの変革を目指すも志半ばでチームを去ることになったザーゴ監督だが、今後は母国ブラジルで引っ張りだこになりそうだ。

 これまでパウメイラスやインテルナシオナルなどブラジルの名門を指揮し、欧州でもイタリア1部ローマやウクライナ1部シャフタルドネツクでコーチを務めるなど欧州での指導経験もあり、その手腕は高く評価されている。

 ブラジルメディア「フットボールインテリオール」はザーゴ監督の今後について「彼のキャリアを続けるために、ブラジルに戻るだろう」と指摘。「ザーゴが市場に出回れば、多くのクラブが彼とのコンタクトを開始する必要がある」と多くのクラブから監督就任のオファーがあると推測した。

 元日本代表MF本田圭佑(34=ネフチ・バクー)が昨年12月に退団し、クラブ史上初めて2部降格となった名門ボタフォゴでは、2月に就任したばかりのマルセロ・シャムスカ監督(54)の解任論が浮上しており、チーム再建へ向けて監督候補にリストアップする可能性がありそうだ。