アギーレはトルシエの再来か…協会関係者ビビリまくり

2014年08月12日 16時00分

左から原専務理事、アギーレ新監督、大仁会長

 日本代表のハビエル・アギーレ新監督(55)は“恐怖の大王”なのか。11日に東京都内で就任会見を開いた新監督は規律を重視し、選手に厳しい姿勢で接する指導者として知られているが、日本サッカー協会関係者の見方は少々違う。2002年日韓W杯を指揮し、“トラブル王”だったフィリップ・トルシエ氏(59)の「再来」ととらえており、早くもビビリ気味だ。

 

 アギーレ氏は選手選考について「守備も大事だが、攻めも守りもできるバランスの取れた選手がいい。FWもMFもGKにも同じことを求めていく」と語った。一方、報道陣から「厳しい指導法で知られるが」との質問を受けると「真面目に取り組んで行こうと思っている」とあいまいな返答でかわした。

 

 新監督は厳格な指導で有名。あくまで自分の意見を貫き通すタイプだが、協会スタッフは困惑気味にこう明かす。

 

「まるでトルシエの再来ですよね。東スポにも書いてあったけど、選手を怒鳴るだけではなく、クラブイベントの参加を拒否し、フロントとモメたって…。そういうのが一番困るんですよ。トルシエ時代は本当に大変だったから」

 

 トルシエ氏は2002年W杯で日本代表をベスト16に導いた手腕の持ち主だが、ピッチ内外でトラブル続き。独裁者のように振る舞い、エースのMF中田英寿ら主力選手とも対立を繰り返した。さらには協会側が指定する各種イベントへの出席を拒否し、自らが選出したW杯メンバー発表会見まで出席を固辞した。また協会やJリーグ、スポンサーを批判し、当時のJリーグチェアマンだった川淵三郎氏(77=日本サッカー協会最高顧問)が大激怒。何度も解任騒動が起き、協会関係者もいまだに「暗黒時代」と振り返るほどだ。

 

 同関係者は「そのたびに事務局員が謝罪に出向いたみたい。億単位の支援をいただいているスポンサーにも顔が立たないですからね。日本代表監督なんだから、ある程度の理解がないと難しいと思う。指導法も含めてトルシエみたいだし、アギーレもかなりヤバそうじゃないですか」

 

 こうした懸念に対して日本サッカー協会の大仁邦弥会長(69)は「イベントへの出席もアギーレ監督にはきちんと伝えてあります。大丈夫ですよ。彼はジェントルマンですから」と“心配なし”を強調するが…。協会が三顧の礼で迎えた新指揮官をうまくコントロールできるかも、アギーレジャパン躍進のカギになりそうだ。