J1浦和は7日、アウェーで清水に2―0で勝利し、今季初の連勝を飾った。前半40分に左CKからDF岩波拓也(26)が頭で合わせて先制すると、後半45分には途中出場のFW杉本健勇(28)が豪快な右足シュートで貴重な追加点を挙げ、清水を突き放した。

 杉本は勝利を決定づけるゴールについて「いいボールが来たので、しっかり決めることができた。思い切り振り抜いた」とし、J1通算50得点目をマークしたことに「意識していない。ただの通過点。チームが勝てたので、それが一番です。連勝? これを続けていくことが大事だと思う」と語った。

 杉本は開幕から6試合連続で先発したものの前節(3日)の鹿島戦からスタメン落ち。この日も後半31分からの出場となった。「(代わりに出た)武藤(雄樹=32)選手も調子が良かったので、途中からでも(ゴールを)決められてよかった」とコメントしたように、結果でスタメン返り咲きをアピールした。

 浦和は3勝2分け2敗の勝ち点11で10位に浮上。リカルド・ロドリゲス監督(48)は「良いゲームだった。これまでの積み重ねが出ている。連勝で自信を深めているし、このまま続けていきたい」と、上位進出を見据えていた。