J1のFC東京は25日、都内で新体制発表会を開催。大金直樹社長(54)がオンライン取材に応じ、チームの現状について語った。

 昨季は新型コロナウイルス禍の影響で、多くのJクラブが経営面で大きな打撃を受けた。FC東京も例外ではなく「最終的な決算ではないが、現在の見込み値でマイナス3億5000万円程度と見込んでいる」と話した。今季も同様に苦しい経営が予想される中、実験的に新たなビジネスコンテンツの事業を展開していく予定だという。

 また、去就が発表されていないFW原大智(21)についても言及し「海外移籍も含めて調整中という状況。もちろん私たちとしてはオファーを出しているが、本人の意向もあってその方向で調整が進んでいる」と明かした。

 最後には「シーズン通したチーム力の安定というのがなかなか成し遂げられていない。その辺を1年間通じて徹底的に戦えるチームを編成も含めてしっかりやっていくことが大事かなと思う」と口にした。